Feは敵である。
- 2022.11.06 Sunday
- 09:37
鉄剤と戦っている。
飲みたくない。
飲みたくない。
飲みたくないんだけど、
飲まないと色々としんどい。
はじめてはーべーが4くらいになったとき、
担当医が「いのちにかかわるから」と入院させた。
私も心身ともに疲弊していたし、担当医が「入院しろ」というなら仕方ないか。私の意思ではないから仕方ないかって感じだった。(これは担当医に見抜かれていた。ていうか、診断書に書いてあったなあ
それから入院して、仕事からも家からも離れて休養して、少しだけ「このままじゃ自分アカンよな」って思うようになって、
カッティングはやめた。カッティングは。
その頃はまだ自己脱血といよりも主にカッティングが主流で、ここをこうして切れば出血量が増えるとか、この角度でこの深さで切ると治りがどのくらいかかるとか、
一度のカッティングでの出血量はそんなに多くなくて、せいぜい200か300いかないくらいだったと思う。
治りが遅くなるのはめんどくさいので、血管切開はあまりしなかったけど、コツさえ掴めばカッティングだけでもそのくらい出血量をコントロールできた。
どうすればどうなるのか。元来、知的欲求が重めだったので、自分の身体で実験していたようなものだった。なにより、自分自身を傷つけるのであれば、文句を言われる筋合いはないと思っていたのだと思う。
姉のように、他人を巻き込むだけ巻き込んで家庭崩壊させるよりかはマシなんだと、信じきっていたと思う。
私の自傷行為は、はじめのうちこそ、要するに「自分のこころの痛みの変換」的な役割を担っていたのだろうけれど、
その自傷行為がその役目を果たせないとわかったあとは、もうただひたすらに、なにかの手段に変わった。
自分を落ち着かせるため?
ごちゃごちゃになる頭の中をいったんリセットするため?
ストレス発散のため?
確かに、自損行為をしている時間は、それ以外のことを考えないので、こんがらがってしまった頭の中をリセットする時間になった。いわゆる賢者タイムやね。
でも、それも何十回、何百回も繰り返せば効果なんてなくなる。
それで高度貧血になるたびに貧血治療して、それでもまた自己脱血して、貧血治療して、の繰り返し。
何度も繰り返して反省と自己嫌悪を重ねて、それでもやめることができないで今に至る。
確かに、私の人生の転機があった。
生活環境を大きくかえる出来事が重なった。
よく、メンタルの病気には環境を変えることが大事だと言われるけれど、私の環境が激変したのは治療目的ではなく、こころがそれに追いつくことができないのは当たり前だった。
母が生前、よく「いつまでもあると思うな親と金」と口にしていたけれど、まさにそのとおりだった。
私にはもう両親がいない。
喪って、自分がどれほど両親に甘えていたのかわかった。
そして、私は、私自身のこのままならないメンタルと、たった一人で向き合わなくてはいけなくなった。
はんぶん、自業自得ではあると思う。
ただ、メンタルに不調を抱えてもう長いので、「ふつうのメンタル」というものがどんなものか分からない。
そもそも、私は「ふつうのメンタル」だったことがあるのだろうか。
幼少期の虐待にはじまり、学校も家庭も地獄で、就職したかと思えば超絶ブラックすぎてそこで身体もメンタルも修復不可になって。
どうして私はこんな感じにしか生きてこれなかったんだろう。
と、うだうだ過去のことをほじくりかえしてギャースギャースしちゃうときって、
ちょっと気分が落ち込んでる時なんだよなあ。
あ、どうも中の人です。
鉄剤を飲むというハードルが高すぎてめげそうです。半分めげてます。
飲むしか無い。飲むしかないのであれば、飲むしか無い。
しかし、飲んだら、ぜっっっっっっっったいに抜きたくなる。
抜かねばならぬという強迫観念と戦わねばならぬ。これはまじでしんどいのよ。
鉄剤を飲まないくせに貧血でしんどいしんどいという阿呆な自分を自覚するし、
これまでの経験上飲んだあとに自己脱血をしないという選択肢がない。
ジレンマだわ。
アタシいま最高にジレンマと戦っているわ。
まさにこれが瀉血をするのは自分との闘いってことなんだけど、
いままで連戦連敗してきたんだよなああああああああああ。
ああああああああああああ勝手にはーべー上がってくんねえかなああああ。
でもそうなったらそうなったで、アタシたぶん抜くわよおおおおおおおお!!!!!!!!!
あほじゃん!(泣)
まじアホじゃん!!!!(泣)(泣)
だれか一回アタシの脳みそから「自己脱血」に関連するすべての記憶と経験を消してくれねえかなああ!!!!
自分で自分のルート取れるスキルがあるから抜いちゃうんだよおおおお!!!!!でもスキル獲得までの努力を無駄にしたくないいいいいいい!!!!!!!!!!
(今年一番のばかやろうだわ)
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